意匠計画に配慮した耐力壁と斜め柱【事務所と住宅を有する建築物】
意匠計画に配慮した耐力壁と斜め柱【事務所と住宅を有する建築物】
1階を事務所とし、2~3階を共同住宅とした木造在来軸組工法の計画です。
エントランス部に斜め柱を設け安定化をはかることで、1階より大きな平面を有する2~3階の平面計画を実現しています。
建物中央に光を取り込む中庭を有します。耐力壁が光を極力遮らないように計画し、住まう人のアクティビティに配慮しています。
駐車場部分では耐力壁を配置できるスペースが少ない計画でした。釘本数を増やした高耐力壁を複数並列して並べる計画とすることで、駐車場の面積を極力大きく利用できるように配慮しています。
構造耐力上の分析手法としては三次元立体解析による応力解析を採用しました。耐力壁と床の硬さを評価するために有限要素である板要素を採用し、構造耐力上問題ないことを確認しています。
意匠設計:ツズキオフィス
構造設計:楠本玄英構造設計事務所
延床面積:384㎡
階数:3F
構造:木造
構造計画上の特徴
高耐力壁による構造部材省スペース化/高層部を広げる斜め柱/光と視線を通す耐力壁配置/任意形状立体解析