建築計画と調和するRC造高耐力壁【伝統工芸教室と共同住宅の複合施設】
建築計画と調和するRC造高耐力壁【伝統工芸教室と共同住宅の複合施設】
1階を伝統工芸教室とする共同住宅の計画です。
壁式鉄筋コンクリート造として計画しています。機械式駐車場を有するとともに周辺敷地との関連から高さの制約がありました。
長方形プランの一部をスキップフロア形式としながらセットバックするように計画し、居室面積を大きく確保できるようにしています。
平面計画上、壁を設けるのが難しい場合は力の伝達をスムーズにする直交梁などを設け、平面計画と調和するように配慮しています。
利便性を考えながら豊かな空間を実現すること。建築計画から床段差が多い建築条件となりましたが、床水平構面と耐力壁の力の伝達を検討することで建築計画と調和する構造計画を実現しました。
意匠設計:ツズキオフィス
構造設計:楠本玄英構造設計事務所
延床面積:約500㎡
階数:4F/B1F
構造:壁式RC造
構造計画上の特徴
スキップフロアを接続する逆梁/セットバック形式/力の伝達をスムーズにする直交梁と直交壁/RC造高耐力壁/機械式駐車場荷重設定/一貫構造計算