斜面に住む【斜面を人の営みに調和させるスキップフロア住宅】
斜面に住む【斜面を人の営みに調和させるスキップフロア住宅】
平面的に細長く、傾斜を有する敷地に計画された木造建築物です。
地盤レベルの高低差に対応するため高基礎形式としながら基礎に段差を設け、建物に作用する土圧を鉄筋コンクリート基礎で抵抗できるようにしています。
建物中央付近に階段を設け、高さ方向の動線にあわせて床のレベルを設定する建築計画です。各レベルの床が相互に力を伝えることがきるようにするとともに耐力壁をバランスよく配置する構造計画としています。
床レベル差が大きいこと、平面的に細長いことから建物をゾーニングし、各ゾーンで建物水平耐力を確保するように耐力壁を設け架構の安定化をはかっています。3次元モデルで形状の確認して、建物の挙動を確認しています。
意匠設計:森田信太郎建築設計事務所
構造協力:楠本玄英構造設計事務所
延床面積:73㎡
階数:2F
構造:木造/RC造高基礎
写真:©中山保寛(中山保寛写真事務所)
構造計画上の特徴
縦動線にあわせたスキップフロア在来軸組工法/地盤レベルの高低差に対応し土圧を受ける高基礎/ 任意形状立体解析/ゾーニングによる耐震性能評価