斜面地の分棟連結形式住宅【2025年4月改定建築基準法に準拠した住宅】
斜面地の分棟連結形式住宅【2025年4月改定建築基準法に準拠した住宅】
分棟連結形式の架構を有する木造建築物を斜面地に計画するプロジェクトです。
地盤レベルの高低差が大きい敷地であったため、基礎の接地範囲を平面的に限定し施工時の掘削作業を省力化することに配慮しています。接地している基礎部分から跳ね出した梁が上部構造を支え、木造架構が斜面から浮いているような架構としています。
斜面地では地盤面の安定性が重要となります。本計画では地盤補強杭で基礎を支持する形式にするとともに、駐車場のコンクリート重量をカウンターウェイトとして考慮することで安定性に配慮。基礎の計画が特に重要であったため、任意形状立体解析により建物重量が基礎まで伝わる荷重の伝達経路を評価しています。
1階エントランスの天井高さを極力高くするために、2階床の梁せいを極力小さくする提案を意匠設計から受けました。2階床の梁せいを小さくするために方杖をトラス状に配置、曲げモーメントを最小化することでエントランスの開放性を向上するようにしています。
1階の中央部分は屋外、2階部分で床がつながるような中間階連結形式の立面計画。耐力壁については丘立ち状となる部分がありますが、任意形状立体解析により耐力壁を支持する梁の性能を評価しています。
意匠設計:森田信太郎建築設計事務所/ニアアーキテクツ
構造設計:楠本玄英構造設計事務所
延床面積:約110㎡
階数:2F
構造:木造
構造計画上の特徴
分棟連結形式架構/視線と採光にあわせた耐力壁の配置計画/フラットスラブによる斜面地の基礎計画/コンクリート重量をカウンターウェイトとして考慮した基礎計画/任意形状立体解析による木造架構と基礎支持力の評価